2011年12月26日

赤いスタジャン

ここ一ヶ月ほど、耳の調子が悪くて耳鼻科に通っています。
通っているのは、家から歩いて2〜3分の所にある個人医院。
近いから、という理由だけで選んだのですが、結構評判が良いみたいで割と流行っています。
特に夕方などに行くと、お母さんに連れられた子ども達で一杯で、最初は間違って小児科に来てしまったのかと思ったほどです。

で、待っている間に思ったのですが、最近の子どもは良い服着てますなぁ。

私が子どもの頃はロクなもん着てませんでしたからね。
買ってもらえる服は、なんて言うの?トレーニングウエア?
アレが定番でした。
今で言うジャージなどでは決してない。
青とか緑とか原色の生地に真っ白いラインが2本ほど走っているのがお決まりで、裾の部分に足の裏に引っかけるベルトが付いているヤツ。
生地が薄いし扱いの激しい子どもですから、すぐに膝の部分が破けて、そこにツギを当てているのは当たり前の風景でした。
中にはライオンのアップリケなんかで膝当てしている子もいたりして、お母さんのセンス炸裂って感じです。
 
そもそも当時は兄弟や親戚のお古がデフォルトですからね。
私は次男なので新しく服を買うなんてことは少なく、いつも兄のお古か従兄弟のお古を着ていたものです。
なので、藍色で真っ青に染めたてのジーンズなんて穿いたことがない。
だから大人になった今では、ジーンズはバシッと濃い色の物しか買いません。
わざわざダメージ加工してあるなんて許せん。

さてさて。
私が小学校の低学年の頃だった(昭和50年代前半)と思うのですが、中高生の間に赤いスタジアムジャンパーが流行ったのを覚えている人はいるでしょうか?
身頃の部分が真っ赤で、袖が白いクリーム色。
袖先と裾のニット部分が縞々になっているヤツ。
当時中学生か高校生で、私と違ってファッションに敏感だった私の兄も、当然、赤いスタジャンを着ていました。
思えば男が赤を着るってのは、あの時が始まりじゃないかしら。
あの頃、男も女も、みんなその赤いスタジャンを着ていたものです。

ファッションは繰り返す、と申しますが、私が中学生になった頃、再びスタジャンブームがやって来ました。
今度は、濃いグレーと黒の組み合わせのスタジャン。
いや〜、アレも流行りました。
友達みんな着てましたもん、グレーと黒のスタジャン。

で、そのモノトーンの中で、私は一人だけ兄のお古の赤いスタジャンを着ていたという。

いや、分かっているんですよ。
今でこそ、“外しのファッション”だの“レトロモダン”だの、わざと一昔前の流行を身につけるカッコ良さってのは確立されていますけど、昔は全国一斉右にならえの時代でしたからね。
何かが流行ればみんなそれ。
それが当たり前でした。
そんな中での、私の時代に対するアンチテーゼ。
モノトーンの中に凛と輝く赤い反旗。

…いやまぁ。
既にお分かりの様に、本当は決してそんな大層なものではなくて、単に着る物に無頓着だっただけなんですが。
考えたら中学の頃って、ファッションに全然お金使ってなかったですもんねぇ。
今で言う『中学の時イケてない芸人』ですよね。
(私は芸人ではないですが)
まーぶっちゃけ、少しだけ恥ずかしかったですよ、赤いスタジャン。
だってみんなグレーと黒のスタジャン着てるんだもん。
そりゃ恥ずかしいよね。

なんてことを、耳鼻科の待合室で何となく思い出して可笑しかったりして。
今あれば堂々と着てやるんですがね。
posted by Kei at 03:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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