行き先はなんとなく上関町へ。
「関」というと中国地方では下関市が有名ですが、かつて船の関所みたいなのが上・中・下とあって、その名残が地名に残っているんだそうです。
上関は江戸から見て一番近い東に位置したんですね。
ま、今は原発問題で揺れている町ですが。
さて、往路はバイパスを使って廿日市まで行き、宮島を横目に2号線を西進。
今日は日曜日なのに実にスムーズに流れていました。
岩国を超えて海沿いの188号に入ると、塩の香り豊かな快走路に突入です。
以前訪れた周防大島をさらに超えて西に進み、いよいよ県道72号線に。

さあ、ここから一路南に向かって半島半周じゃ!
…したつもりが、知らぬ間にショートカットの山道に入ってしまい、気づいたら半島の反対側とか。
仕方なく左折して反対側から南を目指します。
そして着いたのは道の駅『上関海峡』。
カブトガニがお出迎え。

カブトガニと言えば、岡山の笠岡市にもカブトガニが生息しておりまして、小学生の頃に見学に行ったことがあります。
確か我が家にもバカでかい剥製があったけど、あれ、どこ行ったんだろ?
ちなみにこの写真を撮っていたら、不意に隣にいたおじさんに「こりゃぁ、目はどこにあるんかのう?」と尋ねられまして。
確か目は下にあったと思ったけど、…さて?
「多分、下側にあるんじゃないですかねぇ?」なんて適当に返事しましたが、帰って調べたら甲羅側に幾つもあるらしいです。
言われてみれば、確かに目立つのが左右にあるな。
おっちゃん、ウソついてごめんね。
道の駅ではトイレだけ済ませて、元来た道を北上。
半島の南端から橋を渡ればまだまだ先に行けるけど、今日はここまで。
さて、そろそろ腹が減ったな、と思っていたら、ちょうど良い感じのこじんまりした東屋付きの公園が道沿いにあったので、ここでランチタイム。

潮風に吹かれながらのカップ麺が、これまた美味い。
そして食後は海を見ながらコーヒーを堪能。

気持ち良いのはそろそろ季節的に今ぐらいまでかなぁ。
主目的を果たしたら、二番目の目的地である平生町の『阿多田交流館』へ。
ここには人間魚雷『回天』(レプリカ)が展示してあるのです。

ちなみにレプリカですからR3を並べて写真撮っていますが、実物の復元だったりしたら、こんなことは決してしません。
平生町には回天の訓練基地があり、訓練や作戦中に何人もの犠牲者が出たとか。
戦争や特攻戦術の是非は置いておいて、私の先人の皆さんが国を想い、その使命のために自らの生命を捧げ、国に尽くした行為に対して、私は最大限の敬意を払います。
きっと色々な葛藤もあったでしょうに。
帰りは、柳井から北上して玖珂インターから高速に乗ってバビュン。
あまりバイクで高速は好きではないけど、まぁ確かに早いからね。
さて、そろそろメッシュグローブも出さなきゃいけないな。
いや、その前に梅雨か。
嫌だ、嫌だ。