2012年05月08日

ある老犬の死

もうゴールデンウィーク前のことになるのですが、我が家の向かいの家で飼われていた犬が亡くなりました。
その犬は相当な老犬で、聞いた話では今年で18年だそう。
そう言えば、私が学生の頃から飼われていた様な…。

日本犬系統の茶色い(赤毛)中型の雑種で、老犬になっても耳はピンと伸びていました。
私が2年前に倉敷に戻って来た時には既に片方の後ろ足が動かない状態で、たまに家の周りをヨチヨチと連れられている以外は車庫の中でゴロゴロしているのが常。
当初は、私を見ると警戒して吠えることもあったのですが、すぐに顔を覚え、たまに散歩している時に撫でてやったりすると、私の足に首をもたせかけて甘えてくる可愛いヤツでした。

死ぬ数日前、「今日はやたらと吠えるなぁ」と思って見てみると、床に寝そべったまま「アウ、アウ」と吠えている姿が。
これまでにも、誰もいないのに続けて吠える時があって、「いよいよぼけたか?」なんて半分冗談で思ったりしたこともあったのですが、この時はそれまでと違って力のない様子で、顔も上げずに吠え(鳴き)続けているので、不謹慎とは思いながら「これはお迎えが近いかな」なんて感じました。

数日後には、呼吸の度に一日中鳴き声を上げている状態になり、しかも次第にチェーンストークスの様な感じになってきたので、「これはいよいよだな」と思っていました。
そしてその日の深夜、これまで続いていた鳴き声がぱたりと止まったので、これは多分死んだのだろうと。
次の日の昼、やはりと言うか、何かをくるんだ白い毛布の傍に花が供えられていました。

私も犬を飼っていたことがあるので、死んだ時のつらさは分かります。
一応、手を合わせに行ったんですが、飼い主のおばあさんが号泣していました。
まぁしかし、愛犬の死を看取るということも含めて“犬を飼う”ということだと思っているので、こればかりは本当に仕方が無い。
そういう覚悟がないと犬(に限らず動物)を飼ってはいけないと思います。
それにしても18年ですか。
大往生と言ってしまえば簡単ですが、それにしても良く生きたもんです。
あっぱれ!
posted by Kei at 02:32 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする