2010年09月30日

父、逝く

父親が亡くなりました。

2010年9月25日、午前0時9分。
(敢えて詳しく書きませんが、「法律上では」です)

主治医や看護士さんから「そろそろ」的な事を言われつつも、4日間、頑張ってくれました。
長い間、病気に苦しめられ、痛みや呼吸のつらさなど色々ありましたが、最期は本当に静かな旅立ちでした。
息を引き取った直後、父親の目から涙が一筋流れていたのを今でも思い出します。

日柄の関係で、お通夜は26日。
葬儀は27日。
ともにごく近しい者だけでの見送りでした。

認知症の母親を見ながらでしたから、病院に詰めるのも、お通夜も葬儀も、その後の諸々も、兄夫婦と三人で気ぜわしくしておりましたので、かえって悲しみに暮れることもなかったかな、と思います。
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2010年09月22日

中秋の名月

今日は中秋の名月でしたね。

父親の入っている病棟でも『お月見会』が開催され、ミニコンサートなどが行われました。
残念ながら父親は、もうそういった催しを楽しむことはできませんので、母親と二人で行ってみました。

『お月見会』は病棟の多目的ホールの様な所で開かれ、バイオリンやギターのミニ演奏を聴きながら抹茶と団子を楽しむというものです。

しかしまぁ、これが泣けるんですよ。

緩和ケア病棟という所は、基本的に治癒が不可能な患者さんばかりが多く入っています。
治療が目的ではなく、苦痛を取って、残された人生を有意義に使える様にするための病棟ですから。
で、当然、会にもそういった患者さんばかりが集うわけですが、ある人はベッドごと移動し、ある人は歩行器を使い、などして会場にやって来ます。
そして自分なりに会を楽しもうとしている。

その風景を見ていると、本当にもう、涙をこらえるのが大変ですよ。
父親は会には参加できませんが、同じ様な境遇の人達がこんなにも集まっている。
この場所にいるうちの何人かは知らないけれど、遅かれ早かれ父親と同じ状況になるんだろうなぁ、なんてことを考えるともう、ね。

本当に人間の生き死にというのは難しいですね。
難し過ぎてどうにもなりません。
解りません。

今日はあいにく天気が悪かったのですが、束の間、お月さんが顔を出してくれました。
まー、携帯のカメラにiPadでは、こんなもんですな。
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2010年09月21日

せん妄

いよいよ、見送りの時間が近づいています。
今日から家族は病院に泊まり込みとなりました。
父親の状態は、痛み止めを飲み薬から静注にシフトし、さらに眠りやすくなる薬を投与することによって、かなり落ち着いてきました。
ただし、もう食事を摂ることも水を飲むこともできません。
スプーンでお茶を少しだけ口に含ませてあげるのが精一杯な状況です。
まぁ今となっては、本人の苦しみをどれだけ和らげてあげられるかが一番重要ですから。

さてさて。
昨日、『せん妄』という言葉を使いましたが、これは別に終末期の人にだけ起こるわけではなく、例えば大きな手術の後などにも良く見られる症状(?)だそうです。

かく言う父親も、三回目の手術の後、ICUに数日入ったのですが、そこで同じ様な状態になりました。
こういう場合は、身体の回復と共に何事もなかったかの様に普通に戻りますので、あまり心配はないのですが、それを知らなかった私はかなり面食らいました。
後日、これは本人共々笑い話となりましたので、ここで少し紹介したいと思います。
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2010年09月20日

敬老の日

父親の病状も、だんだんと壮絶さが出て来ました。

先週ぐらいから意識障害の兆候はあったのですが、今日になってみるとますます悪化しています。
『せん妄』と言うんですか、記憶や思考の混乱や、妄想などが出ている状態です。
お昼時、突然「傍に来い」と呼ばれ、いきなり「この病室は盗聴されとる」とか言い出したり。
ベッドの手すりを握って揺すり始めたり、ナースコールを立て続けに押したり、ということもあります。

調べてみると、ガンの末期には、こういう症状が出ることはよくあるそうですね。
父親が入っているのは緩和ケア病棟で、いわゆる終末医療の専門ですから、こういった家族が困惑する様なことでも、ある程度対処はまかせておけるのが安心です。

問題は一緒に病院に通っている母親です。
認知症で物事をうすぼんやりとしか把握していない中、そういう状態の父親と接するので、色々と面倒が起こります。
昨日も、父親のぞんざいな口の利き方に癇癪を起こして大変でした。

そもそも、親しい家族のこういう状態に、認知症の人間を面会させて良いものかどうか、それすら分かりません。
あんまり良い影響は与えないだろうとは思いますし、実際、帰宅してからの感情の不安定さも日々増している様でもあります。
かといって、やはり長年連れ添った伴侶ですから、会わさないのは人間としても疑問が残る上、現実問題、母親を一人にして家を空ける訳にもいきません。

今日は敬老の日でしたね。
テレビで認知症をテーマにしたドラマをやってましたが、あんな綺麗なもんじゃありませんよ、認知症ってのは。。。
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2010年09月18日

宣告

今回は重い話です。

父親が入退院を繰り返していることは、これまでもここに書いてきました。
元々の病名は『胆管細胞癌』というもので、癌としては非常にたちの悪い種類です。
ネットで調べてみても、5年後生存率はかなり低く、予後は不良とされています。

ただ、4年前に別の検査で偶然発見された時は癌自体は非常に小さく、手術で綺麗に取ることが期待できましたし、実際手術はうまくいきました。
しかし2年後に肝臓への再発により再手術。
そして去年、胸骨への転移が見つかりました。
この時の手術はかなり大変で、胸骨の病巣部を取り除き、骨の代わりに樹脂を入れるというもので、その後の自発呼吸復帰までは数日ICUに入りっきりでした。

この手術で体力は大きく失ったものの一時は回復の望みも見えたのですが、昨年の末頃の血液検査で腫瘍マーカーが増大。
その後は抗がん剤治療を続けていました。
私が実家に帰って来てからも通院治療は継続していましたが、だんだんと抗がん剤でも抑えきれない状態になり、7月ぐらいからは胸水が溜まり始め、その為に何度か処置入院をしました。
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2010年09月15日

夏の終焉

いよいよ本格的に夏も終わりましたな。
と同時に、我が阪神タイガースのペナントレースもほぼ終わったわけですけども。

いやいやいや、ここのところの勝負弱さが実にタイガースらしい。
絶対にトップにはなりきれないチームという真骨頂でございます。
「ここを乗り切れば」「ここで勝っておけば」というところで、ことごとく転けるのが阪神ですなぁ。

この結果はね。
分かってたんですよ。

『新ダイナマイト打線』なんて持ち上げられていましたけれど、そりゃ夏場でバテた格落ちの投手を打ち込んだだけの話で、相手が一線級だとそうそう打てるもんじゃないでしょう。
ましてや投手の駒不足、外野守備力の弱さなどなど、いずれもドラゴンズの方が一枚も二枚も上手でした。

巷では散々言われていますが、私は素人なので、監督の采配批判などするつもりはありません。
チームとしてもう一つだった、ということでしょう。

さて来年は。
もっと若返りを進めて欲しいですな。
特に外野手。
藤川俊以外にもう一人ぐらい出て来ませんかね〜。
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2010年09月14日

俺はそれを「ホワイトB」と呼ぶ

私の人生において欠かせない物の一つ。
それが『バファリン』byライオン。
(ライオンが作ってたんだな…)

『バファリン』って、私に合うんですよ。
薬によっては、頭痛は治まっても、なんか鼻の奥で妙な感覚がしたり、猛烈に眠くなったり、喉が異様に渇いたり、胃が痛くなったり、とかいうことがあるのですが、こと『バファリン』にあってはそういう事象は皆無。
しかもすぐ効いてくれるのがありがたい。

さてさて。

ここのところ珍しく頭痛はなかったのですが、今日は昼過ぎぐらいからだんだんと痛みが出てきまして。
ずっと我慢していたら、諸々の雑務が終わった19時頃からどんどん酷くなり、ここ数年でも感じたことのない程の痛みになってきました。

こんな時には『バファリン』さ!
いや、この際、他の頭痛薬でも良い。

なんて思って家を探したのですが、実家には頭痛薬がな〜い。
一人暮らしをしていた時の救急箱には絶対に入っている。
しかしてそれは、例によってうず高く積まれた引っ越しの段ボールのどれかの中。
この頭痛のさなかに、テトリスよろしく一個一個段ボールを下ろして開けて、なんてやる余裕は到底ありません。

そんなこんなで呻いているうちにさらに頭痛は悪化し、しまいには吐き気までしてきました。
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2010年09月13日

風吹けど

連日の残暑にうんざりしていたらば、ここに来て、ようやく昼間の風にも秋の気配が漂い始めましたな。
こう、何でしょう、「つーん」とした気配がほんのわずか感じられるというか。

これから初冬に向けて、気持ちの良い季節ですねぇ。
私は朝が大嫌いなのですが、唯一、この時期の朝の空気感っていうのは愛せます。

あ〜。
なんにも考えず、バイクでのんびり走りてぇよー。

と言っても、岡山県南部の最高気温は向こう一週間も相変わらず連日30度以上なんですがね。
どうなっちゃってるんでしょう、まったく。
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2010年09月10日

聞き分けの良い子

VTR250の12ヶ月点検に行って参りました。
厳密には盆明けに行かなければならなかった(そんな厳しい話でもないか)のですが、ご存じの通り、なんやかやで自分の時間がとれませんで。
そうは言っても自分でメンテもできませんし、今日は無理に時間を作っての単独外出です。

まずはカバーを外して、うっすら積もっている砂埃をタオルでザッとはたきます。
カバーしていても細かい塵ってなんでこう入り込むんでしょうかね。
で、ヘルメットを被り、跨ったままエンジン始動。

「きゅる…、きゅる…、ぷすん。」

やっぱな〜。
一ヶ月以上もほったらかしだもんな〜。
バッテリーが弱ってるわな〜。

再度トライ。

「きゅる…、きゅる…、きゅる…、ぷすん。」

んむむ、これはヤバイかもよ…。
えーい、もう一度だ。

「きゅる…、きゅる…、きゅる…、…んどどどど!」

おお! かかった! さすがVTR!
走る前から冷や汗でメットが湿るところだぜ。

夏場、私はいつもなら暖機をほとんどしないのですが、さすがに今回だけはアイドリングが安定するまでチョークを調整しながら数十秒待ちます。
で、徐にギアを入れてスタート!

どどど…、すとん。
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2010年09月06日

ある工芸家の死

アウトドア、殊にナイフに興味のある人であれば、R.W.ラブレス氏の名前は一度は聞いたことがあるかと思います。
工場で大量生産されるのではなく、手作りで一つ一つ作り上げるカスタムナイフ。
いわゆる、この“カスタムナイフ界の重鎮”として世界的に知られ、日本にも直接・間接を含めて多くのお弟子さんを持っている方なのですが。

そのR.W.ラブレス氏がお亡くなりになったそうです。

ラブレスカスタムと言えばあなた、日本では最低数十万円はするプレミアムナイフですわ。
私は実物を一度しか見たことがありません。
(東京の有名ナイフショップにでも行けば幾らも並んでいるのでしょうが)

現在、日本で主流のカスタムナイフというのは、スタイルと言い、製法と言い、その多くがラブレス氏の影響を大きく受けているもので、実際、私が持っている品も、遡ればラブレス氏に行き着くとも言えます。
それだけに、氏の訃報は日本のナイフ関係者やファンにとって大きな衝撃だろうと推察されます。

万が一私が金持ちなら「ぜひ一本は欲しい」と常々思っておりましたが、これで余計にプレミアが付いて、なかなか手に入らなくなってしまうのでしょうね。
posted by Kei at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | アウトドア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする