2007年12月14日

I Am Legend

12月12日 8:30
異変は起床後すぐに現れた。
目覚めた時から感じる全身の倦怠感、そして歯を磨いている時に突如として襲ってきた急激な下痢。
今まで体験したことのない、言うなればトルネードの様な激しい下痢であった。

12月12日 8:50
昨夜食べた卵か何かが当たったのだろうと軽く考え、胃腸薬を飲んで会社に出かける。

12月12日 10:00
この日2回目のトルネード襲来。
同時に、全身を悪寒が襲い始める。
これはおかしい。

12月12日 11:00
悪寒が治まらず、早退を決意。
それでもまだこの時点では何も心配していなかった。
帰りがけに病院に寄ろうかとも思うが、身体がだるかったのでさっさと帰宅する方を選択。
食糧などの調達も全く考えず。
しばらく寝れば治るだろうと思ってのことだが、この致命的判断ミスが後々の地獄の苦しみを生むことに。

12月12日 12:00
帰宅後、着替えてすぐにベッドへ。
念のために体温を測るも、熱はなし。
しかしすぐに凄まじい寒気が襲う。
歯の根が合わない。

12月12日 14:00
うなされて目が覚める。
気になって体温計を使うと、37.5度。
まずい、熱が出てきた。
これは感染性の腸炎だろう。

12月12日 17:00
体温はどんどん上昇し、38度オーバー。
幻覚とも夢ともつかない意識混濁状態ですぐに目が覚める。
外出はおろか、もはやトイレに行くのさえ這うような感じ。
だが、食糧も飲料もない。
これはヤバイ。
「脱水症状だけは避けなければならない」の一心で、山用にとってあった粉末アクエリアスを発掘し、死にそうな思いで1リットルの飲料を作る。

12月12日 18:30
私の家を知っている唯一の知り合いにメールで救援要請をするが、見事に断られる。
これで完全に孤立無援だ。
幸運なことに冷蔵庫の中に冷却シートがあったので、おでこに貼り付けて覚悟を決めて横になる。

12月12日 21:00
もはや10秒おきに身体を動かさずにはいられないほどの状態。
起きているのか、悪夢を見ているのか、自分でもサッパリ分からない。
うんうん唸りながら時間を過ごす。

12月12日 23:00
36歳会社員の孤独死ってのもありえるな、などと考える。
よく、報道で孤独死のニュースに触れる度に「そうなる前に自分自身で何かできただろ?」とか思ったりしたものだが、人間が生き続けるためには精神力が必要だ。
孤独は精神力を蝕む。
ことに肉体が弱っている時は。
このままあきらめて楽になるのも良いな、などと他人事の様に考える。

12月13日 0:00
相変わらず熱は38度半ば。
このままでは脳細胞が破壊されそうな感じがしたので、ついに薬物に頼ることにする。
下痢の激しさと感染源への抵抗を考えて控えていた解熱鎮痛剤を投与。
同時に、冷凍庫から出したアイスノン枕を満を持して投入。

12月13日 0:30
だんだんと頭が楽になってきた。
うなされずに眠れそうな予感がする。
凄いぞバファリン。
I Love バファリン。

12月13日 04:00
一度目が覚める。
体温は37.5度まで下がっている。
凄いぞバファリン。
I Love バファリン。

12月13日 07:00
とても会社に行ける状態ではないので、早々に病欠を決定。

12月13日 10:00
さすがのバファリンも効果が切れてきたのか、また徐々に熱が上がり出す。
だがバファリンももう2錠しか残りがない。

12月13日 13:00
食欲は全くゼロだが、何か食べねば消耗が激し過ぎる。
戸棚の下に辛うじて見つけたカロリーメイトをかじるが、ぱさぱさして全然喉に落ちて行かない。
ヨーグルトとかゼリー飲料が恋しい。

12月13日 16:00
このままでは治るものも治らないので、意を決してコンビニまで物資の調達に出かける。
かなりフラフラであり、歯もガチガチであり、髪もミタミタであり、パッと見はジャンキーである。
アクエリアス、ヨーグルト、ゼリー飲料を仕入れる。

12月13日 17:00
ヨーグルトを食す。
なんて美味いんだろう。
思わず泣きそうになる。
生きてるって素晴らしい。
残りのバファリンを飲んでベッドに潜り込む。

12月13日 22:00
もうかなり回復してきたが、相変わらず腹はトルネード状態で微熱も続く。
テレビを観る元気はまだない。

12月14日 2:00
トイレに行ったついでにゼリー飲料を飲む。
今は身体に栄養を与えることが重要だ。

12月14日 7:00
まだ熱は完全に下がらない。
今日は会社に行くつもりだったが、昼まで様子を見ることにする。

12月14日 12:00
会社に出かける。
だが、微熱のおかげで気分はすこぶるよろしくない。
無理して行くんじゃなかった。

12月14日 23:00
何とか熱は平熱に戻りつつある。
お腹も、トルネードから春一番ぐらいに落ち着いてきた。
明日から平常出勤ができるだろう。


俺は、たった一人で生き残ったぞ!
posted by Kei at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする